衣類で肌が痒くなったり、また荒れてしまった経験はありませんか?
アトピーを患っておられる方は、着るものをかなり慎重に選んでいると思います。
素材の中には、痒みを促進させてしまうものもあるので注意が必要です。
ではアトピー肌で避けるべき素材について考えてみましょう。
1.化学繊維による肌の乾燥
アトピーで化学繊維を選ぶ人は少ないとは思いますが、もし化学繊維を着られている方は天然素材の物に変えられることをおすすめします。
何故なら化学繊維は肌を乾燥させてしまうからです。
化学繊維とは、石油を原料作られたものや、植物の繊維を薬品で溶かして作られています。
一般的なものは、ポリエステル、アクリル、ナイロンなどです。
2.化学繊維を着用すると肌がかゆくなる理由
化学繊維の多くは速乾性が高く、肌に必要な水分まで吸い取ってしまいます。
そのために、肌が異常に乾燥し痒みが増します。
中には、化学繊維に触れると肌かぶれたり赤くただれたりなどが出る人もいます。
もし着用時に痒みが増すようでしたら注意が必要です。
3.肌の乾燥による静電気が原因のかゆみ
肌が乾燥した時に起こるのが静電気。
冬に空気が乾燥すると静電気が起こりやすくなりますが、これと同じように肌が乾燥することにより静電気を帯びやすくなります。
化学繊維は、非常に静電気を発生しやすい素材なのでアトピーで炎症を起こしている肌は、静電気の刺激で痒みを起こしやすくなります。
せめて直接肌に触れる衣類に関しては化学繊維を避け、天然素材の肌着を着るのがベターでしょう。
4.肌が潤う為には
肌が潤う為には、しっかり血液が皮膚に浸透しなくてはいけません。
血液が浸透するには、筋肉が柔らかくなり筋肉の硬さによる血管の圧迫をとってあげなくてはなりません。
過去に多くのアトピーを患った方を見てきましたが、皆さん筋肉が硬く皮膚がピンと張ってしまい、皮膚を指でつまめないような状態になっていることがほとんどです。
やがて筋肉が柔らかくなってくると、血管の圧迫が減り血液が皮膚に浸透してくると、次第に肌が潤ってこられます。
アトピーでお悩みの方、解決されたい方は、箕面アレルギーセンターまでご相談ください。